AnotherTVアニメのあらすじ
怖いけど続きが気になるホラー・ミステリー作品
1998年春、父の不在や自身の病気の療養のため、母の実家に身を寄せ夜見山北中学校に転入してきた榊原恒一は、何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚えるのでした。
彼は、クラスメイトで不思議な存在感を放つ少女・見崎鳴に惹かれるようになります。
だけど、クラスメイトの反応から、彼女は恒一には見えて、他のクラスメイトには見えていないのでは無いかと感じるのです。
そんなある日、あるクラスメイトが凄惨な死を遂げ、三年三組が直面している現実を知らされるのでした。

Anotherのキャラと声優
物語の軸となる三年三組の生徒達
■榊原 恒一(さかきばら こういち)
声優: 阿部敦
※本作の主人公。
■見崎 鳴(みさき めい)
声優:高森奈津美
※本作のヒロイン。
■勅使河原 直哉(てしがわら なおや)
声優:前野智昭
■望月 優矢(もちづき ゆうや)
声優:山本和臣
■風見 智彦(かざみ ともひこ)
声優:市来光弘
■赤沢 泉美(あかざわ いずみ)
声優:米澤円
他にも多くの生徒達が作品を盛り上げています。

Anotherの真実と感想
結末は意外
Anotherは「死者」の存在を探しだすホラー・ミステリーです。
作中で、遡る事1980年代、三年三組には「夜見山ミサキ」というクラスの人気者がいましたが突然亡くなってしまいます。
悲しんだクラスメイト達は、ミサキの席に人形を置き、あたかも「ミサキが生きている」かのように行動し話しかけ、お昼ご飯を一緒に食べたりします。
その結果、「死」の世界と三年三組が近づいてしまい、翌年から毎年1人、クラスメイトに「死者」が紛れ込むという現象が起き始めることになります。
ですが、途中までは例年通り毎月死者が表れていたのに、ある時からパッタリと止んだ年がありました。偶然にも、その年が榊原の実母が三年三組の生徒として在籍した年でした。
また、その代の生徒が残したと思われるカセットテープを、旧校舎から見つけ出します。
そのテープに残されていた音声は、
「自分はある生徒を殺してしまったのだが、その生徒を殺してしまった後から急に【現象】が止まり、また、誰もそいつがいなくなった事に気が付かなかった」
という内容でした。
つまり、【紛れ込んだ「死者」本人を殺す(死の世界に戻す)と現象が止まる】という事実が明らかになった訳です。
作中の後半、真実を正面から見つめる事を恐れ、心を閉ざしていた見崎鳴が一人で死者を見つけ出そうとします。
そして、ついに「誰が死者なのか」を突き止めます・・・.
死者の真実が明かされるまで、壮絶な展開となっていますので、作品にて是非ご覧になってみてください。

Anotherの原作小説
50万部を突破した人気作品
Anotherは、綾辻行人先生による日本の小説作品です。
『野性時代』(角川書店)より2006年8月号~2009年5月号まで数回の休載を挟んで連載されました。
単行本は2009年10月29日に発売、角川文庫版は上下2分冊で2011年11月25日に発売、角川スニーカー文庫版は上下2分冊で2012年3月1日にそれぞれ発売されています。
続編としてAnother エピソードSがあり、単行本は2013年7月31日、軽装版は2014年12月22日、角川文庫版は2016年6月18日にそれぞれ発売されています。
また『野性時代』にて2014年11月号~2020年2月号まで『Another 2001』が連載されていました。
